Home » Sutību Jobuzu No Sairin: Sekai O Motometa Otoko No Shikkyaku Zasetsu Soshite Fukkatsu by Alan Deutschman
Sutību Jobuzu No Sairin: Sekai O Motometa Otoko No Shikkyaku Zasetsu Soshite Fukkatsu Alan Deutschman

Sutību Jobuzu No Sairin: Sekai O Motometa Otoko No Shikkyaku Zasetsu Soshite Fukkatsu

Alan Deutschman

Published
ISBN : 9784839902827
431 pages
Enter the sum

 About the Book 

「1992年12月すべてが地獄へと向かっていた。彼の信奉者は彼を見限り…」で始まる本書は、かつてアップルコンピュータの創業者として巨人IBMに立ち向かい、そして1985年に同社を追われたスティーブ・ジョブズの物語である。スティーブ・ジョブズは、1997年の夏にアップルの暫定CEOとして復活し、1999年の末には同社の株価を1株13ドルから118ドルにまで押し上げ、20億ドルに満たなかった市場価値を200億ドル近くへ膨れ上がらせた。 バニティフェア誌に寄稿する敏腕編集者である著者のアラン・More 「1992年12月 すべてが地獄へと向かっていた。彼の信奉者は彼を見限り…」で始まる本書は、かつてアップルコンピュータの創業者として巨人IBMに立ち向かい、そして1985年に同社を追われたスティーブ・ジョブズの物語である。スティーブ・ジョブズは、1997年の夏にアップルの暫定CEOとして復活し、1999年の末には同社の株価を1株13ドルから118ドルにまで押し上げ、20億ドルに満たなかった市場価値を200億ドル近くへ膨れ上がらせた。 バニティフェア誌に寄稿する敏腕編集者である著者のアラン・デウッチマンは、ジョブズが失脚してから復活するまでの軌跡を、総勢100人近くにインタビューして浮き彫りにした。100人というのはかつてジョブズといっしょに働いた人たちが中心だ。彼らの口を通してスティーブ・ジョブズがどんな人物なのかがかなり詳しく書かれている。しかし、それでもなおスティーブ・ジョブズという人物像を正確に描写したとはいえない。それは、巻末あたりのこんな表現からもわかる。スティーブは大いなる謎である。スティーブの会社と密接な仕事をしたことのあるハリウッドの重役は、スティーブを映画「市民ケーン」の不幸な主人公を引き合いに出して、こう言った。「彼にローズバド(バラの蕾)という名のソリがあることを願うよ」(映画のなかでは、大資産家となりながらも心中孤独だったケーンの唯一の心のよりどころが、幼いころに親からプレゼントされたローズバドというソリだった)。しかし、それでもスティーブ・ジョブズはシリコンバレーのエッセンスであり、その良いところも悪いところも、すべてを内包した男であると、著者は断定する。しかも、彼はどん底にいるときは謙虚にふるまい、頂点にいるときは恐ろしいまでに暴君となる。同じ人間から愛されもするし嫌われもするとも。 本書は、若くして億万長者になり、アップルから追放されて没落し、さらにまたCEOとして劇的に復活した男のわずか7年間の軌跡だが、稀代のアントレプレナーであるスティーブ・ジョブズの不屈の闘志とその人間的魅力に満ちている。コンピュータ業界で働く人だけでなく、不況に苦しめられている経営者や自信を失っている中高年者にもお勧めしたい。(辻 秀雄)